クランプ後のワークに対し、機械主軸ヘッドによる上下芯、左右芯調整を行う機構を有した画期的専用機です。
特にワーククランプによる芯調整が困難な、長尺重量管などの偏芯・偏肉に対する芯出し調整を、昇降・左右駆動するコラム型主軸ヘッドにより効率よく、かつ迅速に行う事が可能となります。
昇降・左右駆動はACサーボモータを採用し、パルスダイヤルによって操作可能。高精度な芯出し作業を容易に行う事ができます。
また本機には、外径U開先や内径60R加工等、より高度な開先加工に対応する、タッチパネル入力型全自動運転制御を標準装備しており、端面加工から内径加工、外径加工までの荒加工から仕上げ加工までの全工程を全無人加工ができます。
主軸ヘッド内部に刃物台の早送り、切削送り機構等すべてが内蔵され、迅速な切削送りが可能。刃物台径方向、主軸ヘッド軸方向の同時2軸制御により、内外径角度自動切削が可能となります。また、非切削時間比率の大きい段取り替え、芯出しなどはワークオートクランプ装置によって大幅に生産効率を高めます。 |
操作盤はペンダント方式を採用し、作業者の行動範囲を最小限にすると共に、作業能率の向上のため、機械正面での容易な集中操作が可能です。 |
重量加工物、異形加工物などの段取り及び芯出し作業工程は、加工分野における最も労働集約的要素が多い分野です。これらを最小限にするため、加工物は自動的に固定し、主軸ヘッドが左右、上下の摺動機構によって、芯出し作業が行われるため、作業者の安全を確保します。 |