

従来、切断作業はガス溶解切断か、または砥石切断機による手作業で行っていました。溶接面の開先作業はハンドグラインダーでの手作業か、またはエヤードリルに刃物バーを取り付け、管の内径に差し込んでの手作業でした。そのため、浮遊粉塵・臭煙・火花などにより騒音・衛生・安全性など多くの問題を抱えるとされ、さらにコスト低減と品質向上を課題として、切断作業は機械化を強く要望されていたのです。これらの要望にお応えするため、当社では切断をメタルソーで自動的に行い、様々なネックを解消。また回転する刃物ホルダー付主軸ヘッドが溶接面の開先作業を自動的に行うことで、作業能率向上と品質向上を実現しました。

 
ボイラーチューブの180度ベンド部を自動的にセンターへチャックし、余長部を定寸にメタルソーで自動切断を行います。切断工程終了後、主軸ヘッドを移動。回転ツールホルダーは外面・端面・内面のバイトが設定されており、3面同時加工方式でボイラーチューブの端面加工工程を自動的に行う機構です。自動サイクル装置により操作も簡単。生産速度向上を特に考慮し設計された専用機です。  | 

| SPC-2.5B | |
|---|---|
| 切削可能管径 | 1B、11/1B、11/2B、2B、21/2B(各口金別途) | 
| ツールホルダー | 各管径別ホルダー使用(別途) | 
| 主軸回転数 | 三段 60Hz 250:450:800RPM | 
| 50Hz 210:380:670RPM | |
| 主軸ヘッド送り | ハイドロチェックシリンダー | 
| 主軸ヘッド移動距離 | 200mm | 
| 主軸用電動機 | 4P 2.2kW | 
| 主軸センターとヘッド側面距離 | 63mm | 
| コラムバイス | エヤーチャック | 
| 下部バイス | 手動ハンドル | 
| 切断機 | メタルソー | 
| 切断機回転数 | 二段 低速:高速 60Hz 25:36RPM | 
| 50Hz 21:30RPM | |
| 切断機ヘッド送り | ハイドロチェックシリンダー | 
| 切断機ヘッド移動距離 | 150mm | 
| 切断機用電動機 | 4P 1.5kW | 
| メタルソー | 外径 315mm×2.5mmt | 
| 概機械寸法 | 1,400mmW×1,680mmL×1,380mmH | 
| 概機械重量 | 1,200kg |